
BRIDEARの皆さん、ようこそ!まずは、私たちの質問に答えてくださることに感謝いたします。
初めてBRIDEARを知る方のために、自己紹介を兼ねて少しお話いただけますか?
KIMI:ボーカルのKIMIです。赤い髪がトレードマークのBRIDEARのリーダーです。
AYUMI:ギターのAYUMIです!皆さんから見てステージの右側にいる、髪の毛が少し緑色の人です。
MOE:Gt.のMOEです。よろしくお願いします!
HARU:こんにちは!HARUです!BassとGrowl担当です。
基本的にいつもリボンがついてるので目印にしてください!笑
よろしくお願いします!
NATSUMI:初めまして、BRIDEARのドラム担当のNATSUMIです!
BRIDEARに加入して6年経ちました!
更なる高みを目指すために日々スキル磨きに励んでおります!
BRIDEARというバンド名にはどんな由来があるのでしょうか?
KIMI:名前だけで女性がやっているバンドだとわかるものがいいなと思い、「BRIDE」という案があがりました。でも「BRIDE」だけだとさみしいので「Dear Bride」という言葉を入れ替えてくっつけて、「BRIDEAR」という造語にしました。
多くのファンが、BRIDEARを女性メタルバンドの代表的存在だと感じています。それについてどう思われますか?最初から意識していたのでしょうか?それとも自然な流れで?
KIMI:そう感じてもらえていて嬉しいです。バンドを始めるときに、メタルという男性が主流の音楽の中でも特にかっこいいバンドになりたいと思っていました。
今のBRIDEARは楽曲はもちろんライブでもほかのバンドに負けないと感じています。
AYUMI:まだまだもっと多くの人にBRIDEARを知ってほしいと思っていますが、メンバー全員、代表的存在であり続けることを意識して活動していると思います。
HARU:女性でもメタルバンドが出来るということや、メタルを聴くきっかけになりたいと思って活動してきました。そのように感じてもらえていると聞いて嬉しいです!
NATSUMI:そう思っていただけるのは嬉しいですし、そこまで築き上げて来てくれたオリジナルメンバーにはとても感謝しています!
デビュー当時と比べて、BRIDEARのサウンドは大きく進化したと思います。今のサウンドをどのように表現されますか?
KIMI:バンド初期は、しなやかさと荒々しさ、かわいさと無骨さがありました。今のBRIDEARはシャープでありながら太さもある洗練されたものに進化していると思います。
AYUMI:それぞれ違う音楽に影響を受けてきたメンバーが集まっているので、それを持ち寄って様々なスタイルを試せるようになったことが一番の進化だと思っています。昨年にリリースした「Born Again」は、その影響がそのまま表れているような作品です。
MOE: 今のサウンドは、より洗練されたメタルに仕上がっていると思います。
特に意識しているのは、ヘヴィでゴリゴリなメタルサウンドの中に、J-POPに通じるようなキャッチーなメロディラインを融合させることです。
それが私たちの個性であり、“BRIDEARらしさ”だと思っています。
最近では、そのサウンドがさらに研ぎ澄まされ、より“唯一無二”と呼べるスタイルになってきたと感じています。これからも変化を恐れず、進化し続けていきたいです。
HARU:デビュー当時は、スピードや勢いを武器にサウンドを作っていたように思います。
今のBRIDEARは、さらに繊細な表現を加えたアレンジをする事が増えました。
昔の自分だったらややこしくて逃げていたかも!笑
NATSUMI:メンバーチェンジを経て、それぞれの個性や得意な事が上手く混ざり合ってのサウンドが今、年月をかけて固まりつつあります。
それはこれからも進化し続けると思います。
歌詞のインスピレーションはどこから来るのでしょうか?ご自身の体験から出発することが多いですか?それとももっと普遍的なテーマを意識していますか?
KIMI:映画やアニメを見た時に登場人物やストーリーについて深く考えることが好きなので、その時に「本当はこう思っていたのかも」といった私なりの解釈を歌詞に乗せることはわりとあります。また、社会問題について私なりの解釈で歌詞にすることもあります。
ライブ感の強い楽曲では、ファンへ向けた内容が多いです。
なので、実体験とは違うかもしれませんが、私の思想に基づいたものが多く、
全く違う人格の思考になって書くということは少ないかもしれません。
AYUMI:私が歌詞を書くときは、その曲の中での「主人公像」を作り上げて、過去にどんな経験があったかなどの背景を考えながら心情を考えて、それを歌詞にしています。「Determination」という曲は特に、曲の初めからストーリー調のようになっています。

スペインの物語や伝説などで、新曲のインスピレーションになりそうなものはありましたか?
KIMI:神話が好きなので、そのうち歌詞に出てくるかもしれません。
スペインのゴシック建築は非常に印象的でした。
AYUMI:物語や伝説には詳しくないですが、スペインの音楽を聴いているとたくさんの影響をうけます。メタルに、フラメンコのギターのような演奏の仕方を取り入れたりしたら面白そうですね。
MOE:スペインには神話や伝説、歴史の中に強さや誇りを感じる物語が多くて、すごく惹かれました。
特に中世の騎士「エル・シッド」のように、信念を貫き通す人物の話は印象に残っています。
私たちが大切にしている“揺るがない強さ”と通じる部分があると感じました。
今後の制作にも活きてきそうだなと思います。
HARU:ブルゴス大聖堂に行きました。どこを見ても細部まで本当に美しかったです。ストーリーを感じられる美しく強い曲を作りたいです。
NATSUMI:世界遺産にも登録されるブルゴス大聖堂を観に行きましたが、隅々まで凝って作られた彫刻や建物の構造がとても素晴らしかったです。
その中には苦しみや悲しみを想像させる物もあり曲の題材にしたら面白くなるとも思いました。
楽曲のアレンジがとても緻密ですが、バンド内での作曲プロセスはどのように行われていますか?最初に曲を作り始めるのは誰が多いのでしょうか?
AYUMI:メンバーのほとんどが曲を作っていますが、アレンジをしたり、曲を完成に近い状態に作り込むのは、私AYUMIとMOEが行っています。メタルのジャンルはギターのアレンジのクオリティが重要だと思うので、都度デモの音源をメンバーに聴いてもらったり、作曲者と沢山話し合って制作を進めています。
MOE:まずは大まかな楽曲の方向性を共有した上で、それぞれのメンバーが個々に楽曲を作っていきます。
その中から、今のBRIDEARに最もフィットするもの、今届けたい理想に一番近いものを選び、全員でアレンジを詰めていくスタイルです。
それぞれが持ち寄る楽曲に個性があるからこそ、BRIDEARならではの多彩な楽曲が生まれるんだと思います。
現在のレパートリーの中で、特に思い入れのある曲があれば教えてください。その理由もぜひ。
KIMI:個人的には「Scar of Reunion」です。日本的でストレートなメタル楽曲をBRIDEARで出せたことは嬉しかったです。私の音楽ルーツも非常によく表現されています。歌詞も好きなゲームについての私なりの解釈をこれでもかと詰め込んだのですが、我ながらよく書けたと思っています。
バンド単位だとやはりGhoulです。BRIDEARらしさが一番出ている楽曲だと思っています。MVで炎が上がっているのもポイントが高いです!
AYUMI:アルバム「Born Again」の曲たちは全て思い入れが深いですが、すぐに思い浮かんだのはアレンジを担当した「Scar Of Reunion」です。自分が今まで曲作りに関わった曲の中で一番メタルで、しかも日本のメタルを意識した曲ですが、自分でもこんなアレンジができるのかと新たな扉が開いたような曲でした。
MOE:私にとって特に思い入れがあるのは「Still Burning」です。
この曲は私がBRIDEARに加入して初めてのアルバムに収録された楽曲で、新しい風を吹き込みつつも、これまでのBRIDEARの世界観を壊さないように…という想いで、ものすごく悩みながら取り組んだ一曲です。
葛藤も多かったのですが、完成した音源を聴いたとき、「これは世界に届く」と確信できた瞬間がありました。
自分自身の成長と挑戦が詰まった、大切な楽曲です。
HARU:「Still Burning」です。MOEが加入して初めて作ったアルバムのBRIDEAR代表曲です。
スウェーデンでレコーディングしたのは大きな挑戦でした。環境の違いや言葉の違いなど不安もたくさんある中、みんなで一緒にアルバムを作れたこと。そしてメンバーの存在もすごく心強くて、改めてバンドっていいな。BRIDEARっていいな。と感じたレコーディングでした。
NATSUMI:ROADです。
BRIDEARで作曲した曲は2曲のみですが、私が作曲をし始めてすぐに作ったROADはとても思い入れ深いです。
それにLIVEのアンコールなどでやることも多く、ファンの方も盛り上がってくれるので好きな曲です。
今回はスペインで初ライブとなりましたが、ZURBARÁN ROCKでのステージを終えて、どんな気持ちが残りましたか?
KIMI:初めての土地でここまで歓迎してもらえたことに感動しました。今までやってきたことがスペインにまで届いていたんだと肌で感じることが出来ました。非常に嬉しかったです。
AYUMI:音楽をやってきて、スペインに来ることができてよかった!と思いました。
MOE: この公演を通じて「もっと世界に羽ばたいていける」という確かなビジョンが見えました。それくらい大きな手応えがありました。
何よりも、初めてのスペイン公演にも関わらず、多くのお客さんが私たちのステージを観てくださりました。その景色は一生忘れません。
自分たちの音楽が、言葉や国を越えて届いたという実感が、これからの自信につながりました
HARU:「絶対またスペインに来たい!!」って気持ちが強いです。
スペインにはメタルを心から楽しんでくれるファンがたくさんいて、ピュアなエネルギーを感じました。優しくて情熱的で、本当に素敵な国だと思います。
NATSUMI:最高という一言に尽きます。
何度この景色を想像して来ただろうかというほどこのような大きな会場でたくさんの人々の前で演奏することはまるで私が夢見て来た景色そのものでした。
初めての地で私達のことを知らないお客さんが沢山いた中であの熱狂はとても嬉しかったです。
スペインを訪れてみて、どんな印象を受けましたか? 食べ物はいかがでしたか? 何か思い出に残るようなエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
KIMI:人柄が一番印象に残っています。お客さんもスタッフさんも街のみなさんも全員驚くほど優しかったです。食べ物も全部美味しかったです。
思い出に残っているのは、ホテルの向かいにあったケバブ屋さんです。とっても優しくしていただいたので、お礼にTシャツをプレゼントしたら、Tシャツを着た写真をインスタグラムにあげてくれて、それも嬉しかったです。また必ず訪れたいです。
AYUMI:どこに行っても人々が優しくしてくれて、話しかけてくれて、とても過ごしやすかったです。食べ物も美味しくて、もっといろんなタパスを食べてみたかったです。スペイン語は難しかったですが、「cafe con leche hielo」と「vino tinto/blanco」だけは使いこなせました!(アイスコーヒ・レド/白ワイン)
MOE: まず、スペインの方々はとても親切で優しく、すぐに打ち解けられる温かさがありました。
オフの日に訪れたブルゴス大聖堂では、その壮大さと繊細な建築美に心を奪われました。
もともとスペイン料理は大好きでしたが、本場の味に触れてさらにハマりました!
今ではスペインは大好きな国のひとつです。
HARU:ZURBARAN ROCKの会場で食べた、バゲットにポテトサラダみたいなものが乗っているタパスが凄く美味しかったです。
他のお店にも似たものがありましたが、いろんな味があるのですね…
ポテトサラダ味?がお気に入りでした!
あれは何でしょうか?誰か教えて欲しいです!日本でも家で作って食べたい…
NATSUMI:私達に沢山話しかけてくれる人がいて驚きました。そして、明るい時間が長いことにも驚いた!日本では午後6時には暗くなっていくのにスペインは夜の8時でもまだ明るい!!一体いつになったら夜になるんだ??って疑問だった。
一体スペインの人は何時からが夜っていう認識なんだろうって疑問に思いました。
それに本場のパエリアは日本のパエリアより水気が含んでいて、ここに来るまでは、
パエリアってパラパラしたイメージだったのに、本物は違うんだっていう発見もあった。
それに初めて訪れたケバブ屋さんは私達にとても良くしてくれた。
閉店時間だっただろうに、ライブが終わった深夜4時にもお店を開けてくれて待ってくれていた。
とても感謝しています
日本と比べて、ヨーロッパやスペインのファンのリアクションに違いを感じることはありましたか?
KIMI:お客さんたちの熱気がすごいなと感じました。みなさんから全力で音楽を楽しもうという姿勢が伝わってきました。良いと感じたら言葉ですべて伝えてくれて、非常に嬉しかったです。現地でもたくさん声をかけていただきましたし、SNSでもメッセージをくれて、アーティストをやっていてこんなにうれしいことはないなと感じました。
AYUMI:みんなとても笑顔で観てくれるので、楽しんでくれているのが伝わってきます。曲を知らなかったとしても歌ってみてくれようとしたり、一緒に声を出してくれたりするのが嬉しいです。
MOE: スペインのファンはとにかく反応が熱くて、歓声がすごい!
ライブ中にサッカーの応援歌のような合唱が起きて、「これぞスペインだな」と思いながら、少し泣きそうになってしまいました(笑)
こういう“ライブそのものを一緒に作っている”ような空気感は本当に素晴らしいとおもいます。
HARU:ZURBARAN ROCKのMCの時に、会場のみんなが歌ってくれたのは本当にびっくりしました!スペインのファンの暖かさと一体感に、感動と嬉しさでいっぱいでした。
NATSUMI:初めての地にも関わらず、私達のことも知らない人達が沢山いただろうけど、しっかり最後までライブを観てくれて、嬉しさや、楽しい気持ちを思い切り表現してくれたのには驚いた。中々ないと思います。ありがとう。

海外でツアーをする中で、一番大きな挑戦や学びは何でしたか?
KIMI:いまだに挑戦だなと感じるのは長期のツアーです。毎回違う土地でその環境に適応しながら、長距離の移動も行い、体力も精神力もどこまで強くなれるのか、と毎回自分の限界に挑戦しています。
AYUMI:海外でのステージはいつも何が起きるかわからないので、エフェクターなどの機材の設定は保険をかけて何パターンか準備していくのですが、今回ライブを終えてみて、その準備はやはり大事だなと思いました。今回も時間的な問題でサウンドチェックはできなかったですが、それでもとてもいいライブができたと思います。
MOE: 違う文化や価値観に触れながらライブをすることは、自分自身の視野を広げるきっかけにもなっています。
海外で自分たちの音楽を聴いてくれる人がいると実感できるので、すごく励みになりますし、音楽をやっていて良かったなと実感できます。
HARU:機材や環境、そして言葉の違いは、やはり課題です。
日本と同じ機材を全部持っていくことは難しいので、どんな状況でも使いやすく軽量でコンパクトな機材をいつも探しています。
それに、音についてのオーダーなども上手く伝えられるようにならないと…
と、これからもたくさん学んで試行錯誤を続けていきたいです。
そんな中で海外ツアーを経験して学んだのは、
何が起きても乗り越えてやる!という、度胸と対応力だと思います。
NATSUMI:言葉が上手く通じない中でいかに自分の力が発揮できるLIVEに出来るか、最大限楽しめるかどうか試される場所ではあります。
海外でのステージ前にやる、特別なルーティンや習慣などはありますか?
KIMI:海外に限らずですが、喉の薬を飲んで、マヌカハニーを舐めてからステージに向かっています。あとはステージドリンクにはちみつを混ぜた水を用意しています。
AYUMI:今回は逆に、出番直前に準備がバタバタすぎて、いつもみんなでやっている円陣ができなかったです。。
MOE: 特に日本と変えることはしていません。ただただ「楽しむ」ことだけを意識しています!
HARU:なるべく日本と変わらないルーティンを心がけています。トラブルを防ぐために足元の機材をしっかり整えることや、ライブ前の喉に優しくすること。あとはライブ直前の、メンバーみんなで気合い入れ!!です。
NATSUMI:日本や海外でのLIVE前に毎回必ずやっていることですが、メンバーと手を合わせて気合を入れることです。それと足のケアです。私はツーバスを沢山踏むのでそれはとても大切なケアです。

BRIDEARの音楽には、力強さ、闘志、そして決意といったメッセージが込められていると感じます。そういった想いは、国境を越えて演奏することで、より意味が深まったと感じることはありますか?
KIMI:あります。過去のヨーロッパツアーで「Road」という曲を演奏した時に、胸に手をあてて、一緒に歌ってくれているファンの方がいました。
あの曲はコロナ禍に感じたファンとの絆と決意について書いた楽曲だったので、しっかりと伝わっているんだとわかり、より大切な曲になりました。
MOE: 楽曲は、演奏すればするほど、自分たちの中で意味が深まっていくものだと思っています。
そして、ステージに立つたびに、観てくださるお客さんの想いやエネルギーが楽曲に重なって、さらに特別なものになっていくと感じています。
HARU:特に強く感じたのは、コロナ禍の時期でした。世界中で音楽を楽しむことが難しくなって、ライブハウスも閉まっていたり、本当に厳しい状況が続いていました。
その中で、強いメッセージを込めて「BRAVE NEW WORLD REVISITED」という曲を作りました。
絶対にこの危機を乗り越えたい。そんな思いでいっぱいでした。
その後私たちは、コロナ流行後にヨーロッパツアーを行った最初の海外バンドになりました。
このツアーは本当に困難が多かったけど、
長く閉まっていたライブハウスの扉が開いて、またみんなとライブを楽しめるようになったことが本当に嬉しかったです。あの時、会場に溢れていた想いや、あの空気感は絶対に忘れられません。そこに国境なんて全く感じられなかったです。
NATSUMI:音楽は国境を越えると信じていますし
演奏してみて、みんながそれに答えて盛り上げてくれて、熱狂してくれるところを見ると、やはりそこは共通なんだなと実感することが多いです。
BRIDEARというバンドについて、ヨーロッパのファンにぜひ知ってほしいことがあれば教えてください。
KIMI:ヨーロッパのファンのみなさんが私たちを育ててくれたといっても過言ではないほど、たくさんの力をもらっています。この気持ちが伝わってくれていたらいいなと思います。
AYUMI:ライブではみんなかっこよく激しく動き回ってますが、実はメンバーみんな仲がいいです。いろんな動画を見てみてね!
MOE:BRIDEARは、日本から世界へ挑むメタルバンドです。
楽曲には常に情熱を込めていて、ステージでは全力でその想いを届けています。
まだ私たちを知らない方にも、ぜひ一度ライブを体験してほしいです!
NATSUMI:私たちはメロディを大切にしているバンドです。
一般的にはガールズメタルバンドと呼ばれるものですが、ガールズバンドのイメージを覆すような、力強さ、硬派なイメージを大切にしています。
皆さんの音楽的なルーツや影響を受けたアーティストは誰ですか?
また、日本や海外を問わず、いつかコラボしてみたいアーティストはいますか?
KIMI:ルーツはSEX MACHINEGUNS、Janne Da Arc、METALLICA、IN FLAMESなどです。一番最初に聴いたのがスラッシュメタルだったので、なんやかんやスラッシュメタルが好きですね。コラボは日本だとColdrain、海外だとIN FLAMESです!
AYUMI:イギリスのバンドにとても影響を受けていて、MuseやOasisやRadioheadが大好きです。特にMuseはギタリストとしても尊敬していて、メタルな曲も沢山リリースしているので、いつかフェスなどで共演したいです。
MOE:私のルーツは80〜90年代のメタルバンドです。
特にMEGADETHからは多大な影響を受けました。
今のところ具体的には考えていませんが、もしジャンルの違うアーティストとコラボできたら、きっと面白くて新しい作品が生まれるんじゃないかなと考えています。
HARU:小さい頃はクラシックばかり聴いていました。
そこからバンドに目覚めたきっかけは、日本のバンド、Janne Da Arcです。
このサウンドやメロディは一体なんなんだ!?…と衝撃を受けて、それからヴィジュアル系を中心にいろいろなバンドを聴くようになり、メタルの世界に惹かれていきました。コラボしてみたいのは、オーケストラの団体さま!
絶対にものすごく壮大な音になるし、
クラシックとBRIDEARのサウンドが合わさったら、凄く面白いと思う…!
NATSUMI:私が影響を受けたのはUVERworldという日本のロックバンドです。
彼らの音楽に対する熱い魂に惹かれて私もこの世界に入りました。
いつも自分の気持ちに正直に生きて、真正面からぶつかる彼らの音楽生き様が好きです。なのでいつかコラボできたら嬉しいですし、その時は感謝の気持ちを伝えたいと思います。
これからのBRIDEARの活動について教えてください。新しいリリースの予定はありますか?また海外でのライブも計画中でしょうか?
KIMI:今新曲を制作中です!海外でのライブの計画は構想中です!来年はツアーが出来たらいいなと思っています。
MOE:これからは、今まで以上に積極的にライブ活動を行なっていく予定です。
新しいリリースや、もちろん海外でのライブも視野に入れています!
NATSUMI:はい!海外でのライブも考えていますし、
新しい曲もまた出せたらいいなと考えています。
BRIDEARの音楽を、日本語の「一言」で表すとしたら何になりますか?その理由もぜひお聞かせください。
KIMI:「ヘッドバンガーズ!!」です。シンプルにヘヴィーメタルとして成長していきたいです。
AYUMI:漢字一文字になりますが、「刺」!鋭い音で刺す。音楽で刺激する、みたいなイメージです。
MOE: 一言で表すなら「貫く」だと思います。
BRIDEARはこれまで、どんな状況でも自分たちの音楽や信念を貫いてきました。自分たちのスタイルを信じて突き進む姿勢が、サウンドやライブにも表れていると思います。そしてその姿が、聴いてくれる人の背中を押したり、何かを始めるきっかけになったら嬉しいです。
HARU:一言…難しいですが、「衝撃!」でしょうか…メロディやアレンジの繊細さや仕掛け、そしてサウンドの強さや重厚感は、BRIDEARの武器だと思います。インパクトのある音楽を表現していきたいです。
NATSUMI:築き(きずき)という漢字で表せると思います。それは今までみんなで積み上げて来た経験や、力、思い出が沢山あって
今の私たちを築き上げているからです。

MOEさんはしばらくステージをお休みされるとのことですが、どうかご無理なさらず、お身体を大切にしてください。
この1年、何かやってみたいことや、これまでできなかったことに挑戦するご予定はありますか?
MOE: 休止期間中も制作活動にも精力的に取り組むつもりですし、戻ってきたときに「進化したな!」と思ってもらえるように、やれることは全部やるつもりです。
最後に、NIPPONGAKUの読者に向けて、メッセージをお願いします!
KIMI:BRIDEARの音楽をたくさん聴いてほしい!そしてライブで会いましょう!!
AYUMI:読んでくれてありがとう!みんなが日本の音楽、そして日本のメタルに興味を持ってくれてるのが嬉しいです。これからもみんなをワクワクさせていくので楽しみにしててね!またライブで会おう!
MOE: 読んでくださってありがとうございます。
私たちは、まだまだ挑戦の途中にいます。
これからもっと大きな舞台へと飛び立つために、一緒に歩んでもらえたら、とても心強いです!
HARU:BRIDEARを聴いてくださっている皆さん、本当にありがとうございます!
今回スペインでライブをして、また新しい刺激や大きなエネルギーをもらいました。
私たちBRIDEARにしかできない、強さと美しさを持ったバンドサウンドを、もっともっとたくさん届けていきたいです!
ライブにも遊びに来てね!!
そしてNIPPONGAKUさん、日本の音楽を世界に発信してくださって、ありがとうございます!
NATSUMI:私達のメッセージを見てくれてありがとう!!
この記事を読んで私達のことを少しでも気になってくれたら嬉しいです!
あの日ZURBARÁN ROCKに出られて、みんなが歓迎してくれたこと、
とても嬉しかったし、一生忘れられない夜になった!
またスペインの地でLIVEが出来たら嬉しいです!!
📸:陳 楊