【インタビュー】NIPPONGAKUTV#2 Ryu&Shiyu (Azavana)

NIPPONGAKUTV#2 Ryu&Shiyu (Azavana)

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上海で初の海外ライブを経験した後、今回はヨーロッパの観客の前で初めてパリのステージに立ちます。上海公演で得た経験の中で、今回のライブの準備に最も大きな影響を与えたことは何でしたか。

詩結:上海公演は、Azavanaとして本格的に活動を始める前から考えても、本当に大きな「初めて」でした。もともと僕たちのことを知ってくれていた方々と実際につながることができて、初めて本当の意味で会えたような感覚がありました。「やっとライブを観られた」と言ってくださる方もたくさんいて。

Яyu:中国の方だけではなく、ほかの国から来てくれた方もいました。

詩結:そうですね。周辺の国から来てくれた方もいました。もし日本だけで活動していたら、あるいはコロナ禍で音楽を諦めていたら、そういう僕たちを待っていてくれた方々には会えなかったと思います。その経験が、もう一度海外でライブをしたいと思う一番大きな原動力になりました。

Яyu:事前に少し調べたりはしましたが、あっという間にフランスに来ることになりました。ほかの国にも行ってみたいですし、いろいろな国のファンの皆さんに会いたいです。日本で見せているAzavanaの100%を、海外の皆さんにも観てもらえることを本当に楽しみにしています。

B7KLANには、ヴィジュアル系のさまざまな世代を代表するバンドが集まっています。一方、Azavanaが本格的に活動を開始したのは2024年9月です。長い歴史を持つバンドにはない、現在のAzavanaだからこそ、このイベントに持ち込めるものは何だと思いますか。

Яyu:バンドとしてはまだ2年も経っていません。僕たちよりずっと長く活動されている、ヴィジュアル系のレジェンドと呼ばれるバンドの皆さんと共演できることは光栄ですし、もちろん緊張もしています。でも、負けたくないという気持ちもあります。気持ちでも、音でも、パフォーマンスでも負けないように、同じステージで全力を出したいです。今日は特にヨーロッパをはじめ、さまざまな国の皆さんにAzavanaの音楽を届けるつもりで挑みます。

活動開始から2年足らずの間に、初のフルアルバムを発表し、Zepp Shinjukuでワンマンを行い、初の海外ライブを経験し、今回パリまでたどり着きました。Azavanaが、それぞれ異なる音楽歴を持つ5人が集まっただけのバンドではなく、独自のアイデンティティを持つ存在になったと実感したのは、どのような瞬間でしたか。

詩結:Azavanaとしてのアイデンティティが本当に芽生えたのは、最初のワンマンツアーだったAzavana ONEMAN TOUR 2025「証」の頃だと思います。そこで、Azavanaの本質というか、ライブバンドとしてのAzavanaがしっかり形になったと感じました。

そして、今回の初のフルアルバムが完成して、あのツアーで生まれた出発点が、今ここで明確な形になったように思います。

1stアルバム『生きていたいと流れ着いたこの街で』のタイトルは、「灰色の海を泳ぐホタル」の一節から取られています。過去の経験や思いも抱えながら、5人がAzavanaとしてたどり着いた場所を表す言葉でもあると思いますが、数か月にわたってアルバムの楽曲をライブで演奏してきた今、この言葉の意味や響きに変化はありましたか。

詩結:この言葉には、Azavanaの始まりがそのまま表れていると思います。歌詞を書いたのはボーカルの遼ですが、当時の彼の心境が反映されていたのではないでしょうか。

最初のシングル「灰色の海を泳ぐホタル」を出した頃は、それぞれが違う場所を拠点に、違うバンドで活動していました。音楽を続けるか、辞めるかという選択をする時期でもあって。その中で僕たちは音楽を続けることを選び、Azavanaが始まりました。

当時は、音楽で生きていきたいという思いがとても強かったです。今はこうしてツアーを回り、新しいアルバムも作りました。だからこそ、音も何か少し変わってきたように感じています。

Яyu:答えを探す段階から、可能性を見つける段階へ移ってきたような感覚があります。

このアルバムは、完成した楽曲を並べただけの作品ではなく、最初から最後まで聴くことで一つの物語が伝わる作品を目指したと話されていました。限られた時間のフェスティバルでその世界観を短いセットに凝縮する際、現在のAzavanaを伝えるために欠かせない楽曲や要素はどのように選んでいますか。

詩結:短いセット、特に海外イベントのような場では、Azavanaをわかりやすく伝えられる曲を中心に考えます。日本でワンマンを何本も行い、同じお客さんが何度も観に来てくださるような状況とは、セットリストの組み方も違います。

リード曲は大事な場面で必ず入れますが、その中でも変化をつけるようにしています。今日は意外な曲も演奏するかもしれません。

パリ公演の後には、異なる世代や音楽性を持つバンドを迎えた主催イベント「proelium」が開催されます。出演者を選び、ラインナップを組む際、それぞれのバンドの間にどのような刺激や対話、あるいは音楽的な化学反応が生まれることを期待しましたか。

Яyu:海外でライブをすることもそうですし、日本ではまだ共演したことのない現地のバンドや先輩バンドと一緒に出演することで、たくさん学び、吸収できることがあると思います。

詩結:「proelium」は去年も開催していて、その時はツーマンライブを10本行いました。このタイトルはЯyuがつけたもので、「戦い」に近い意味があります。

Яyu:そうですね。

詩結:今年は1回のイベントとして、より濃いものにしたいと思っています。去年は後輩、同世代、先輩が入り交じる形でしたが、今回は先輩たちに挑戦して、これまで積み上げてきた力をぶつけたいです。後輩が先輩に挑むような形になります。

もちろん先輩たちも引くことはないでしょうし、僕たちは普段から面識もあるので、互いにリスペクトのあるぶつかり合いになります。挑んでくる後輩に対して、先輩方も愛を持って返してくれると思いますし、そこから良い相乗効果が生まれるのではないかと思っています。

9月には結成2周年公演「残響」を開催し、12月には再びZepp Shinjukuのステージに立ちます。前回のZepp公演から約10か月後となる今回、音楽、演出、そして5人の関係性において、どのような成長や変化を見せたいですか。

Яyu:最初のZepp公演は、その時点で自分たちの限界まで挑んだようなライブでした。ただ、ほかのバンドをあまり見ないまま、勢いで進んでいた部分もあったと思います。その後、Azavana Presents「五明鏡」のような対バンイベントを通して自分たちを客観的に見られるようになり、ほかのバンドの良いところや、自分たちに足りない部分を学んできました。

次のZeppでは、より強いサウンドや新しいアレンジ、もしかしたらより多くの楽曲、そして違う形のセットリストを持って帰りたいです。前回以上のAzavanaとして、Zepp Shinjukuに戻りたいと思っています。

詩結:バンドだけではなく、関わってくださるチームの体制もかなり進化してきました。ただツアーファイナルに向けて突き進むだけではなく、Zepp Shinjukuというキャパシティにふさわしいステージ演出をきちんと作っていかなければいけません。そういうライブをしっかり届けられるバンドになりたいです。

Azavanaが日本国外でのツアーに向けて次の一歩を踏み出すために、必要なことは何だと思いますか。

Яyu:今回のイベントでは、日本の新しいヴィジュアル系バンドの一つとして紹介していただきました。この大きなイベントを通して、アメリカや南米、ヨーロッパのさまざまな国のプロモーターの方々にAzavanaを観ていただき、「自分たちの国にもAzavanaを呼びたい」と思ってもらえるようなライブをしたいです。

特に行ってみたい国を二つ教えてください。

Яyu:スペインとドイツです。ブラジルにも行ってみたいですね。日本からは地球の反対側で、移動は少し大変そうですが、それでも行ってみたいです。

詩結:フランスも大変でしたね。

Яyu:フランスも大変でした。暑いです(笑)。

Яyu:NIPPONGAKU、ありがとうございました。また会いましょう!

【インタビュー】NIPPONGAKUTV#1 Ryo Kinoshita (KNOSIS)

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